【北東北】寒い冬にピッタリ!北東北の変わり種ラーメン3種

今年の冬は暖冬になると言われていましたが、1月に入ってからというもの私の住む秋田でも厳しい寒さが続くようになりました。こんな寒い季節には暖かいものが食べたくなりますよね。

そこでみんな大好きラーメンですよ!

 

 

醤油・塩・味噌・豚骨なんかの王道路線のラーメンもいいですが、今回は青森・秋田・岩手の北東北3県で私が実際に食べた変わり種ラーメンを紹介したいと思います!

食べた時期はバラバラですが、順番に紹介していきます。

 

 岩手のらーめん 柳屋のキムチ納豆ラーメン  

さっそくタイトルからして強烈な感じになりましたが、キムチ納豆ラーメンは盛岡市に本店がある柳屋というラーメン店が出しているラーメンです。本店は盛岡の大通にあるのですが、盛岡駅のフェザンという駅ビルの中にも店舗があるので、待ち時間のちょっとした時間に食べに行くことができます。

 

 

このキムチ納豆ラーメンが誕生したきっかけですが、最初に納豆汁から納豆ラーメンが生まれ、まかないで食べていた所たまたま傍に置いてあったキムチが目に留まり、納豆ラーメンに合うのではないかと入れてみたところ、発酵食品同士ということもあり相性はバツグンで、それからお店の看板メニューとなったそうです。

 

 

そして肝心のラーメンですが、

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もうキムチが入っていますから色からして強烈ですね。メニューではもっと野菜が大盛りになっているのですが、食べきれるか不安で小を注文したのでこれくらいです。

 

 

そして実際に食べてみると納豆の味はしますが、納豆のコクが感じられて嫌な味にならずに良いアクセントになっているので、納豆が苦手な方でも食べやすいのではないかと感じました。
キムチは角切りのキムチに白菜、モヤシにコーンと野菜たっぷりの上に豚肉もしっかりと入っていますから中々のボリュームです。
 

 

麺は太目の麺でスープによく絡みます。スープも秘伝の納豆味噌とキムチがいい具合に絡んで美味しかったですし、卵を混ぜるとまろやかになってまたいいんですよね。とにかく具沢山で小のサイズでも十分に満足感を味わえました!

 

味の札幌 大西の味噌カレー牛乳ラーメン

こちらは青森のご当地ラーメンですが、こちらもタイトルからして強烈です。

なにせ味噌+カレー+牛乳ですからね!

3種類の味を混ぜたら一体どうなるのか想像がつきません。

 

 

味噌カレー牛乳ラーメンの発祥は昭和50年代頃に中高生の間でラーメンに色々な調味料を入れて食べる遊びが流行り、その中でも味噌ラーメンにカレーと牛乳を入れると美味しいという噂が流れ始めて、お客さんの要望からご当地ラーメンとして味噌カレー牛乳ラーメンが誕生したそうです。

 

 

味噌カレー牛乳ラーメンが食べられるお店は何件かあるのですが、今回は青森駅からも近い、味の札幌大西の味噌カレー牛乳ラーメンを頂きました!

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見た目は牛乳が入っているので普通の味噌ラーメンに比べてミルキーな色合いになっています。そしていざスープを飲んでみると......。

 

 

味噌とカレーと牛乳という3つの素材がケンカすることなく、絶妙なバランスで上手く調和しています。一つ一つは強く主張していないのだけど、それぞれの味がちゃんと感じられるというのはいいですね。イメージよりもさっぱりとした味わいなので、夜に食べても胃もたれしなさそうです。

 

 

具もシャキシャキのモヤシとわかめがいいアクセントになっていますし、上に乗っかっているバターもスープに溶かして食べるとコクが出て、また違った味わいになります。

 

 

今回は味の札幌大西さんで食べましたが、他にも4店舗ほど食べられるお店があるようなので、お店ごとに食べ比べをしてみるのもいいですね!

 

奈良岡屋のかつらーめん

最後は我らが秋田県です。これまで岩手と青森の変わり種ラーメンを紹介してきましたが、秋田にも何か変わり種のラーメンって無いのかなと思っていたところ......ありました!

 

 

その名もかつらーめん!初めて聞いた時にはラーメンの上にカツを乗せるなんて本当に合うのだろうかとか、カツの衣がふやけてぐちゃぐちゃになったりしないのかと色々と考えてしまい、食べに行く勇気が出なかったのですが、冬になったことだし何か体の温まるものが食べたい!ということで思い切って食べに行ってきました。

 

 

かつらーめんは古くは鉱山で栄え、最近は寝台あけぼのの列車ホテルができた小坂町のご当地ラーメンです。昭和46年頃に七夕祭の準備に来ていた若者が夜食を食べに来た時にカツ丼とラーメンを一緒に食べたいと言った所、当時の店主がラーメンの上にカツを乗せて出したのが始まりだそうです。

 

 

かつらーめんが食べられるお店は7店舗ありますが、発祥が奈良岡屋という日本料理のお店だそうで、今回はそこでかつらーめんを食べました。

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こちらのかつらーめんは醤油ベースのスープですね。一見普通の醤油ラーメンに見えますが、卵でとじたカツが乗っかっているとやはりインパクトがあります。

 

 

まずスープですが、一見あっさりしているようでコクがあると思ったら何と隠し味に生ハムを使っているのだそうです。

 

 

そしていよいよメインのカツを食します。ふわふわの卵でとじられたカツはいい具合に甘じょっぱくて肉厚で美味しくてさすが日本料理屋さんだなあ~と感じました。

卵でとじられているので、衣がぐちゃぐちゃになるという心配もなくなりましたね。

 

 

あとラーメンなのでネギがトッピングされていますが、カツと一緒に玉ねぎも卵でとじられているのでそれがまたいいアクセントになっています。

麺はシンプルな中華麺でスープによく合っているなと思いました。

カツが丸ごと乗っかっている上にチャーシューも2枚乗っかってますから、全部食べ切った後はお腹いっぱいになったし、満足感がすごい!

 

 

他にも味噌ベースのかつらーめんや汁なしのかつらーめんもあるそうで、そちらも食べたくなってしまいました。

秋田にこんなラーメンがあったなんてびっくりだし、いっそのこと全種類制覇しようかなという気持ちになりましたね!

 

まとめ

北東北のご当地ラーメンについて色々と書いていたら、当ブログ最長の記事になってしまいました。やっぱり私は食べることが好きですし、今まで食べたことのないものを食べたい!という気持ちが強いので、今回の記事は書いていて楽しかったです。

 

 

この記事を読んで下さっている皆さんも出張や旅行、帰省の機会がありましたら是非ここで紹介したラーメンを一度食べてみてくださいね。

ラーメンに対する価値観が変わるかも......。